日本の幽霊のほうがアメリカより怖い!日本の幽霊屋敷を体験した外国人がその怖さを絶賛(海外反応)

日本の幽霊のほうがアメリカより怖い!日本の幽霊屋敷を体験した外国人がその怖さを絶賛(海外反応)

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The Terror of Yurei

日本のお化け屋敷は本当に怖い体験ができるアトラクションだ
以下はマーギー・カー著「スクリーム:恐怖の科学における身の毛のよだつような冒険」から紹介する

東京湾のデックスという商業施設で、わたしはショッピングを楽しんでいた 知り合いもいない土地で寝不足だったわたしは、子ども向けの遊び場を通り過ぎていつの間にか死体やクモの巣が並ぶ一角へと迷いこんでいた
どうやら「台場怪奇学校」というお化け屋敷のようだ 古い学校のようなつくりで、あちこちに血の装飾がある だが一番驚いたのは、その受付にいた女性が元気な声でフレンドリーにわたしを呼び込んだことだった わたしはにこにこしながら「英語しかしゃべれないのよ」という顔をして立ち去ろうとしたが、彼女はさっと奥へ引っ込んだかと思うと電卓をたたき、800円という数字を示してわたしを手招きしたのだ

わたしは入口の黒い幕の前へ連れていかれ、置き去りにされた 壁には骸骨やおどろおどろしいお面が並ぶ どうしていいかわからなくなったわたしに、若い男性従業員が単行本サイズの英語表記の説明書を渡してくれた なんだかほっとした 「注意・カメラや携帯での撮影は禁止 まわりに手を触れたり、押したりしないでください (そしてこんな注意は初めて見たのだが)決して、怯えて立ち止まったりしないでください」すぐにわたしはその意味を悟ることになる

日本のホラーはほとんどが幽霊譚だ 日本でお化け屋敷に入ったことはすでに何度かあるが、必ずその設定や背景をしっかり理解しなくてはならなかった 幽霊病院のときはなぜそこに悪魔がはびこるようになったかを説明するビデオを見せられたこともある たいていは何かトラブルがあってそこがお化けだらけの廃墟になったという設定だ もちろん魔女も、斧を担いだ殺人者も、チェーンソーを持った狂人もいない 日本のお化けのほうが暗くて、アメリカのお化けよりずっと気味が悪いと思う

ここで従業員が話してくれた設定は、おばあさんに監禁されていたスノードールという若い女の子や、この学校で自殺した男の子など、学校の生徒たちの不幸な話だった わたしは恐ろしい幽霊どもの魂を清め、女の子を救い出さなくてはならない これは難しそうだ 武器は懐中電灯とお札 学校のなかにともる火の前でお札の呪文を読み上げ、お札を火にくべれば女の子は助かるらしい

 わたしは懐中電灯を握りしめ、お札を目の前に掲げて通路をすすんだ 真っ暗な闇のなかでは懐中電灯の光は心もとない びくびくしながら曲がり角を入念に照らして進む 大丈夫だ、と思って進んだ先には背の高い、白い着物の女性が立っていた 腰まである長い黒髪で顔は隠れている わたしはショックのあまり立ちすくんだ 進むべきか? そっと一歩踏み出した瞬間、彼女は両手を広げてこちらに向かってきた わたしは壁に追い詰められ、ぶるぶる震えながら「オーマイゴッド! オーマイゴッド!」と叫ぶばかりだった

お化け屋敷でお化けに追い詰められたことなど初めてだ アメリカでは怖がって進めない人を次へ行かせるために後ろから追い立てるものだが、台場怪奇学校ではそんなルールはないらしい わたしはパニックになった お化けはわたしより8インチは背が高い 心底怯えて、わたしは震えていた するとふっとお化けは白い着物を翻し、離れて行ってしまった ほんの20秒ほどのことだったはずだが、永遠に思えた

わたしは立ちあがり、再び前に進んだ 曲がり角のたびに息を止めながらお化けの出現を予感したが、もう現れなかった 気を抜いた瞬間、今度はわきから現れた わたしの目の前でうなり声をあげ、すぐに隠し扉へ消えて行ったのだ わたしはさっきよりも恐怖を覚えて叫びまくった しかし、わたしにはミッションがある 女の子を救うのだ 陰鬱な、長い廊下にはハンマーで殴ったような穴や、血の手形が無数にあった 教室はどこにでもあるような小学校の光景だというのに ようやく、火を見つけて近づこうとすると、ものすごく大きな雷のような音が上がる 火に近くなるにつれ、音もどんどん大きくなった そして突然、バン!という音があがり、飛び上がったわたしが見たものは、背後に戻ってきたお化けの姿だった わたしは猛然と火に向かい、お化けに追いつかれる前に呪文を怒鳴り、お札を火のなかに投げ込んだ するとお化けの姿は消え、雷のような音も鳴りやんだ

息も絶え絶えにそこを出ると、わたしのおかげで女の子は救われた、と書いてあるらしい日本語の看板が見えた 従業員の女性と男性がにこにこと笑いながら出口で迎えてくれた わたしの叫び声がよほど大きかったのか、学校の前には大勢の客が中をのぞき込んでいた わたしは手を叩きながら、最高だったと感想を述べ、お辞儀をした

アメリカでもトップクラスに入るようなお化け屋敷で、巨大なモンスターが出てきたときよりもずっと、わたしは叫んでいたと思う 要は、どれほど話の中に入りこめるかの違いだ わたしはどうしても女の子を助けなくてはという使命感に駆られていた 自分が生き残るためではなく、誰かを助けるヒーローになるという設定なのだ すばらしい体験だった

本当に人を怖がらせるには、いろんなモンスターを200も集める必要はない たった一人の幽霊がどこまでも追ってくる方が、ずっと怖いのだ

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