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映画『ハクソー・リッジ』の海外の評価・評判・感想まとめ

こんにちは。山本アンドリュー(@chokkanteki)です。

今回は、2017年6月24日に日本で公開された映画『ハクソー・リッジ』の海外レビュー(評価・評判・感想)をご紹介します。

映画のタイトルにもなっている『ハクソー・リッジ』とは、第二次世界大戦で日本とアメリカが、激戦を繰り広げた沖縄の “前田高地” のことを指しています。日本兵、アメリカ兵共に多数の犠牲者を出したこの地を舞台に、本作は描かれます。『ハクソー・リッジ』は、のこぎりの意味を持つハクソーと、崖の意味を持つリッジが繋がった言葉。

メガホンをとったのは「ブレイブハート」「マッドマックス2」でも名を馳せたメル・ギブソン監督。銃を持たずして、1人で75人の命を救ったアメリカ兵の話。主人公 デズモンド・ドスを演じるのは、アンドリュー・ガーフィールドです。

アカデミー賞にて、作品賞他6部門ノミネートされた本作品は海外ではどのような評価を受けたのでしょうか。

海外レビューサイトmetacriticよりウォール・ストリート・ジャーナル紙ほか批評家のレビューをまとめましたので、どうぞ。

翻訳元:metacritic

映画『ハクソー・リッジ』の海外レビュー(評価・評判・感想)

海外の高評価コメント

90点 Joe Morgenstern
驚くべきことに、ハクソー・リッジは全体的に記憶に残る映画だ。
88点 Peter Travers
これまで撮影された戦闘シーンの中で最高であり、そのおかげで、ギブソン監督は再び映画製作者としての驚異的な才能を、残忍さを痛むような優しさで表した。
88点 Tirdad Derakhshani
ガーフィールドは、彼の演じるキャラクターに溶け込み、信じられないほど穏やかなパフォーマンスを見せた。 彼は魅惑的である。 スパイダーマンを演じた同じ人物とは思えないほどである。
80点 Phil de Semlyen
メロドラマ風だが、戦闘では激変する。また、これは第二次世界大戦のストーリーにとってとても価値のあるものである。ガーフィールドはそれをスキルで支え、時たまスキルをみせる。そして、戦争も人間味があることも見せてくれる。
80点 Kevin Harley
ガーフィールドが、彼自身が演じたドスに大きな信念を注いでいる間に、ギブソンは反戦映画に対する猛烈な感情とともに映画の最前線に戻ってきた。
80点 Robbie Collin
ハクソー・リッジは、素晴らしく感動的で、繊細な戦争映画だ。それはまるで生肉で顔面を叩かれるような衝撃と、大きな画面と大勢の群衆の中で繁栄する、原色で描かれたゲルニカ(パブロ・ピカソの絵画)のようである。

海外の低評価コメント

78点 Marjorie Baumgarten
ハクソー・リッジは、戦争で失われた命、流れた血で染まった映画であり、戦いを生き抜き、その物語を語る者のブーツに固っまた泥のような映画である。その靴を履いて1マイル歩いたかのような感情に最も近いものである。
75点 Soren Andersen
主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドと10年ぶりに総指揮をとったメル・ギブソン共に、このハクソー・リッジの戦闘シーンは素晴らしく力強く表現されている。
75点 Kyle Smith
戦争とは、ウィンストン・チャーチルが一度言ったように、とても残酷であり壮大である。ギブソンにとっては、未だにそうなのであろう。
75点 Rene Rodriguez
きっと、ハクソー・リッジは皮肉屋にとってはとても甘く、臆病者にとってはとても残酷なものであるだろう。
75点 Richard Roeper
ハクソー・リッジは、全部のシーンでデズモンド・ドスの一つ一つの言葉を誠実に表している。
70点 Bill Goodykoontz
ギブソンは才能のある映画制作者であるが、デズモンドの物語と、ガーフィールドの控え目な演技がこのハクソー・リッジを素晴らしい映画にしている。ストーリー自体には勇気を持つ事と信念を貫く事への真っ直ぐな気持ちへの複雑さはないが、映画全体がそれを物語っている。
65点 Alonso Duralde
ハクソー・リッジは間違いなく細かな注意とスキルで作られているが、その善意をもってしても、製作する事で、それを高貴なものにしてしまうので、反戦映画を作ることは本質的に不可能であるという有名なフランソワ・トリュフォー(映画監督)の所見を否定することはできない。この映画の成功を祝う事によって、ギブソンと制作会社は暴力を高めている。
63点 Peter Keough
それは壮大な範囲で、詳細であり親密で、その次元では異世界を表している。まるでバイユーのタペストリーにステリアンのサウンドトラックを備えたようなものである。
63点 Michael Phillips
ヴィンス・ヴォーン(ハウエル軍曹)はとても楽しそうにまた、さりげなくドスを十分に懲らしめ、いじめる軍曹を演じている。
60点 Justin Chang
ギブソンは最後のショットが放たれてから長い間経ってどうにか、とても誠意のない、しかし驚く程に嘘偽りのない両方を兼ね備えた映画を作った。
60点 John Bleasdale
これは認めざるをえない。ギブソンはまた大衆を喜ばせる、あきらかに血まみれの映画、主人公が敵対したものを巧みに称賛する大作を生み出した。
50点 Barry Hertz
それはまるで、ギブソンが彼の野蛮なオペラから観客を遠ざけているかのようであり、しかし、彼の乱暴さはハクソー・リッジの中で唯一の説得力のある要素である。戦争映画にとっては皮肉な事かもしれないが、残りのほとんどの要素は引き分けである。
50点 Ben Croll
宗教的な信仰と信念に対して、血まみれで、骨まで痺れるように奏でられる讃美歌。ハクソー・リッジはメル・ギブソンのお気に入りを口ずさむようにではなく、叫ぶように表現している。

ピックアップコメント

70点 Fionnuala Halligan
ハクソー・リッジは60歳のギブソンを生涯にわたってプロフェッショナルにまた個人的にも彼を奮い立たせてきたテーマにかえるような作品だ。ギブソンは決して繊細な人間ではなかったが、心からメッセージを伝えることに関してはとても効力がある。
100点 Mick LaSalle
ハクソー・リッジは2016年上映の映画の中で、最高傑作のひとつである。この勝利(作品)はギブソン監督にとっては、彼独自のやり方で成功したという点では、さらにおいしいものになっただろう。
100点 Rex Reed
”プライベート・ライアン”以来の最高傑作である。この作品は、暴力的で、悲惨で、心痛む映画であり、また、忘れられない映画でもある。勿論、メル・ギブソンによって制作され、彼もメダルに値するであろう。

17 COMMENTS

匿名

公開日時でサザンアイズのOVAの方が先なんよ
ブレイブハートの音楽はサザンアイズOVAからの盗作やで調べてみ
そんなものがアカデミー賞(笑)なんやから草生える

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匿名

途中まではまあまあだったけど次第に予算がなくなったのか脚本に無理があったからなのかw糞映画になったよね
これが賞とかマジで茶番どころの話ちゃうよな

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匿名

相変わらずというか
むしろ最近の作品の方が
日本軍の扱いが酷い パシフィックとか

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匿名

これ扱いが酷いシーンあった?
両軍共に悲惨だったが
もっともやはり日本軍人が殺され敗北するのは自分たちの先祖なだけあって、より痛ましく感じるのは避けられん

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匿名

基本反戦映画だったし、「主人公が敵対したものを巧みに称賛する」のレビューの通り、
日本軍が死にもの狂いで肉弾戦に近い戦闘してたし、脅威としては過剰なレベルで強く描かれてたと思うが。
殺され過ぎとかいう話だったら実際ぶっ殺されてるし、アホな戦略とったのも日本軍だし、酷いと言うなら旧軍の軍令部に言えとしかw

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匿名

日本軍が連合国軍に勝って沖縄を解放しましたというオチにしたいのですか?@糸満市民

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匿名

映画のラスト辺り、「あいつ日本兵まで助けてたぜ」「死んだけどな」ってやり取りがあったけど、あれ米兵に殺されたんじゃないかと思ったわ

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匿名

まあ実在の人物だからしょうがない
日本軍側も火力がけっこうあるし(現実のとおりに軽機関銃が役に立ってる)

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匿名

主人公の話がメインで沖縄戦は最後にチョロっとある程度
戦闘描写を期待してるとがっかりするぜ

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