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イギリス在住者が日本を離れて気づいた「日本米の美味しさ」

こんにちは。山本アンドリュー(@chokkanteki)です。

今回は、日本を離れて暮らす在外日本人特集を全3回に分けて記事にします。

第2回目の今回は、日本を離れて8年、異国の地イギリスで暮らす「kyoko」さんの体験です。

それでは、日本を離れて改めて気づかされた、「日本米」について日本人の感想をどうぞ。

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イギリスで日本米のありがたみを実感した

皆さんが毎日食べている日本米ですが、それほどこの美味しさを日々実感している方は少ないかと思います。ですが、私はイギリスに住んで8年。日本米のおいしさを実感しました。

イギリスで食べられているお米

イギリスでも確かにお米を食べることはできるのです。実際にお米も売られてますし、お米を食べる文化もあります。副食としては、カレーや揚げ物、麺類のようなものもあるので、これと一緒に食べることもできますし、Japanese Sushiというのもありますので、生魚などと一緒にたべることもあります。ですが、どうもそのお米がおいしくないのです。イギリスで食べられているお米には次のようなものがあります。

バスマティ米

最も多く食べられているのは、バスマティあるいはバースマティー米と呼ばれるものです。香りがよく、甘みもあり、インドでは香りの女王等とも言われる上等米です。バースマティーは、インドとパキスタンで長年栽培されてきた歴史があり、カレー人気があるイギリスではバスマティ米もそれと一緒に食べるライスとして人気があります。ヒマラヤ山麓で生産されているお米で、インドでは最高の品質とも言われています。

ですが、こちらのお米は、収穫されてから精米されるまで長い間の熟成が必要なので、その間長期保存しなければならず、味や品質もその間に劣化することがあるとも言われています。形は、細長く米粒は高めなので、水を浸透させても日本米のようには柔らかくなりません。ですが、長時間スチームすると米が溶けてしまうので、調理には注意を要します。調理前に2時間ぐらい水を浸透させると、米粒が砕けにくくなります。

ジャスミン米

ジャスミン米は香り米と言われているそうです。ジャスミンというとあの花のジャスミンを思いつくでしょう。そのため、ジャスミンの香りがするのだろうかと思われるかもしれませんが、私は一度もジャスミンの香りを感じたことはないです。調べたところ、ジャスミンの花の色が白いことから、お米の白さを表したものだということで、特に香りがするわけではないようです。

ジャスミン米はバスマティ米に比べると丸みがあり、小さいです。日本米よりひとまわり小さいぐらいの大きさで、バスマティ米に比べると味も香りも歯ごたえも日本米に近く、イギリスにいる間、私は好んで食べていました。炊き方も日本米と同じ要領でできます。

リゾット米

リゾット米は、主にイタリア原産のお米で、リゾット用のお米と思われます。リゾット米は、お水に溶けやすく長時間スチームしているとドロドロしてくるので、調理時間は短めにしないといけません。

タイ米

タイ米は日本でも言わずと知られたあのタイ米です。残念ながら、お味はパサパサであまり美味しいものではないので、私はあまりたべていませんでした。いくらお水の量を調整してもやはりタイ米はタイ米。というわけであまりおいしいものではなりませんでした。

やっぱり日本米が恋しいけれど

やはり日本米が恋しくなるイギリス生活だったのですが、炊飯器は日本製のものがイギリスにも売っていました。ですが、やはりどうしてもイギリスで売っているものを、そのまま炊飯器で炊いても日本米のような炊きあがりになることはなく、やはり日本米を使って炊かないとあの美味しさやモッチリ感はでないと気が付きました。

ですので、炊飯器プラス日本米で初めて日本米のおいしさが味わえるのですが、生憎なかなか日本米を手に入れられず(イギリスでもロンドンに住んでいない場合)、結局日本から送ってもらっていました。やっぱり日本米はいいですよね。